足場の仕事はきつい?やりがいは?どんな人が向いている?などを解説

先に言わせていただくと、足場の仕事って正直

めっちゃきついです。

そうは言っても
足場の仕事を長年やり続けている人が多くいるのも事実です。

では、どんなことがきついと言われていて、

それでもやってる人達が感じているやりがいや得られるもの
向いている人についても解説していきます。

筆者は足場の仕事に15年以上携わっていて
今現在は職人ではなく現場管理兼営業として職人達をフォローしています。

まず、足場の仕事がどんなことをやってるのか簡単に解説します。

見ていきましょう。

足場の仕事ってどんなことするの?

シンプルに、足場の仕事って

「足場を組み立て」て「足場を解体する」

メインの内容はこれだけなんですね。

ただ、メインの「組立」「解体」作業を安全に
効率よく進めて行くためにやる事は結構あります。

仕事内容

基本的には3人程度の固定チームで活動します。

その中で職長がおもに物件ごとの打合せをして
足場の計画、段取りを行います。

前準備として、1日に複数件こなす場合が多いので
行く現場の順番を決めて計画図を元に必要な材料を積込みます。

・各現場での作業の流れ

[足場の組立て]

  1. 現場到着したらあいさつ
  2. 材料を担いで必要な所に配る
  3. 足場の根っことなる最下部を組む(この時に足場の高さや建物からの離れが決まる)
  4. 足場をつなげて材料を上部に送り渡し高く組み上げ完成させる
  5. →足場のチェックと現場清掃
  6. あいさつして退場

[足場の解体]

  1. 現場に着いたらあいさつ
  2. 足場の組立ての逆の手順で作業完了
  3. あいさつをして退場

簡単にはこんな感じです。

それでは、何がきついと言われているかについて触れていきます。

何がきつい?

1.朝が早い

8時前には現場に到着するため、6時〜7時には出社します。

若い子ほど夜更かしもするし、朝起きが苦手ですね。
(歳を重ねると夜明けと共に目が覚めてしまいますが)

深酒も厳禁です。

2.材料が重い

材料のひとつひとつは5kg前後でたいしたことないですが
数本まとめて担ぐので1回あたり20kg〜50kg運んだりします。

筆者は初心者のとき20kg程度の足場の階段を担ぐどころか
持ち上げることもできませんでした。

階段を起こしてレスリングのように絡み合っては地面に転がし
もがいてました。

先輩からは「相手強そうやね?」とからかわれましたが。

担ぐのにはコツがあり、材料の重心がわかると
フッと軽く持ち上がるようになり重ねて2つくらいはすぐに担げるようになりました。

初心者は特に、この運ぶ作業で消耗します。

どこに何をどのくらい運べばいいのか分からず
とにかくムダな動きが多いためですね。

3.高い所が怖い

飛び降りれるかなって思える高さを超えたあたりから
恐怖がわいてきます。

なおかつ、中途半端な揺れる足場の上で材料を持って
歩いたり作業するのは何度もヒヤリとします。

正直、どんなに続けても高い所に立った時の
恐怖が無くなることはないですね。

自分を奮い立たせて動くのです。

また、恐怖がないと危険に注意することができないので
恐怖心は必要なもの。

安全帯をしっかり使用して下まで落ちないようにします。

4.会社に戻ってから次の日の段取り

「おわったー」とヘトヘトで現場から会社に戻ってからの
材料の積み降ろし作業はなかなか辛いものです。

多く使う種類の材料はちょうどいい数くらいで梱包してるので
フォークリフトを使ってトラックに積み込みますが

他のチームとタイミングが重なるとフォークリフト待ちとなり
その間は小物を手積みしながら譲り合いです。

各チームの戻りがばらばらの時はいいですが
忙しい時期に限ってみんな同じくらい遅くに戻ってきて

段取りするので積降ろしの調整が進まず、帰るのも遅くなります。

5.天気と夏冬

やはり外の仕事なので天候や季節の影響はモロに受けます。
雨天でも、よっぽどの豪雨や雷でなければやりますが

びしょ濡れで作業するにしても雨合羽を着るにしても
着衣に身体をひっぱられて思うように進まずテンションも下がりっぱなしです。

真夏と真冬は最悪ですが、個人的には夏場のほうが
気力で身体が動く分やりやすいように感じます。

ただし、熱中症対策をしっかりしないと真夏の無風状態や
一瞬の通り雨で湿度が急激にあがるとさすがにしんどくなります。

また、材料が金属なのでものすごく熱くなっていてヤケドの注意が必要です。

真冬は暑がりでもない限りいいことないです。

気持ちではどうにもならず、身体もかじかんでパフォーマンスが悪いです。
なるべく動いて軽く汗をかいても少し時間が経つと汗が冷えてよけいに凍えます。

それでも、悪いばかりじゃないですよ。

やりがいや楽しさ

給料がいい

2年目の20歳が月に40万近くもらってるという事実です。

1人体制で活動しているベテランが月60〜70万ほど売上げていたりします。

もちろん月によって波はありますが
頑張ったぶん跳ね返ってくる仕事が今どのくらいあるかですね。

10年、20年前にはもっと稼げていたようですが
まだまだ稼げる仕事としては十分に需要があります。

達成感の連続で自信につながる

ほぼ毎日、計画したものを完了させていきます。

実際現場に行くと予定とは違う状態に出くわすこともあり
臨機応変に対応してひとつひとつ攻略していきます。

特殊な現場などで、他の人が無理だろうと思うような物件を
完了させた時、少し天狗になります。

経験が積み上がり、予測する力もつくので
発注主のかゆいとこに手が届くようになると

「職人さんは〇〇さんでお願いします」と指名されることもあり
もちろんチーム指名料も頂きます。

度胸がつく

恐怖心をはじめ時間や体力との戦いに身を置くことで
少々の事ではうろたえることはなくなります。(性格によりますが)

これまで大変なことが出来てきたので、今回もきっと大丈夫。と思えます。

身体がたくましくなる

とにかく身体が強くなります。風邪もひきにくくなります。

足腰、背中、腕や肩の筋肉は確実につきます。
残念ながら腹筋はほぼ使いません。割りたい人は別でトレを行ってください)

平らな床の上などではなく足元が悪い場所や不安定な場所で活動しているため
体幹も強くなり、使える筋肉となります。

おそらく数年も続ければ身の回りの別の仕事をしてる友達と比べると
いちばん力があるなと自覚すると思います。

この仕事に向いてる人

毎日同じ場所で働くのが嫌な人

筆者もそうですが、以前は工場で働いていて
毎日の行動範囲が家と工場の間だけの限られた世界で

そのまま一生が終わりそうな気持ちになってすごく嫌でしたね。

可能なら毎日違う景色で仕事が出来たらいいなと思う人ならピッタリです。

職人といわれるカテゴリに属したい人

「何の仕事してるの?」と聞かれて

「え?鳶(トビ)やけど!」と答えたい。それだけです。

この感じ、わかる人にはわかってもらえると思います。

丈夫な身体をつくりたい人

貧弱な身体を強くしたい人はもちろんですが

細マッチョになりたい!や、身体能力を上げたい!
という願望があったとしたら、

〝鍛える〟を生活の一部に組み込んでしまえば最強ということです。

例えば、英語が上手になりたい願望があって

忙しい仕事の合間や休日に楽しみを削って英会話教室に
わざわざ行ってお金と時間を支払って学びに行くよりも

外国で働くか、外国人が多い所で働くなど

嫌でも英語を覚えないとうまくいかない環境に自分を放り込むことで
英語力も身について、ついでに給料も貰えます。

こんなふうに考えることができる人なら、足場の仕事でなくても
自分を成長させる仕事を選べるでしょう。

まとめ

以上、この記事では、足場の仕事がなぜきついと言われているのか

また、それでもやりがいや目的を持って頑張っている人がいる
ということを解説してきました。

足場の仕事を経験しておくと

大抵のことは〝きつい〟とは感じないかもかもしれません。

機会があれば是非ともチャレンジしてみてください。

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